【学会別】運営課題と委託先の選び方
学会運営の外部委託を検討する際、自学会の専門分野や規模に合った代行会社を選ぶことが重要です。本記事では、看護やリハビリ系などの分野別の特徴や規模別の業務内容を解説します。
学会運営を外部委託するメリットとは?
学会運営を外部委託するメリットは、大学の教員や医療従事者などのスタッフが、本業や研究に集中できる環境を確保できる点です。会員管理や会費徴収、問い合わせ対応などの煩雑な日常事務をプロに任せることで、事務局の業務負担が軽減されます。
さらに、専門業者が持つ演題登録システムの構築やオンライン配信などのノウハウを活用することで、運営のミスやトラブルを防ぎ、学術大会の参加者満足度を向上させられる点も大きなメリットです。
【分野別】学会運営の課題と運営委託の特徴
看護系の学会
看護系の学会は、会員である看護師の多くが病院のシフト制勤務に従事しているため、日中の事務局対応や運営業務との両立が極めて困難という課題を抱えています。また、学術集会は数千人規模になることも多く、運営には高い安定性が求められます。
代行会社を選ぶ際は、多忙な会員に配慮したスムーズな参加登録・演題登録システムの運用実績があるか、ハイブリッド配信の手配から抄録集の制作までワンストップで任せられる体制があるかが重要なポイントです。
歯科系の学会
歯科系の学会は、歯科医師や研究者を中心に、専門分野ごとの学術大会や講演会、ハンズオンセミナーなどを定期的に開催しています。また、口腔外科や矯正歯科、保存修復など専門領域ごとの学会も多く、会員管理や大会運営、学会誌の発行など事務局業務が多岐にわたる点が特徴です。
そのため、演題登録や参加登録、会員・会費管理、学会誌の制作支援などを一括して対応できるほか、歯科系学会や医療系学会の運営実績が豊富な委託会社を選ぶことが重要です。
理学療法系の学会
理学療法系学会では、会員数の増加や生涯学習制度に伴う厳密な単位管理、役員交代によるノウハウ不足により、事務局や大会運営の負担が肥大化しがちです。
そのため、メディカルスタッフ分野特有の事務処理に対応できる、医療分野への理解と実績が深い会社を選ぶ必要があります。
作業療法系の学会
作業療法系学会は全国規模から領域別、地域士会まで多様で、教員や現場の作業療法士が本業の傍ら運営しています。そのため人手不足や会員管理・会計の煩雑化、ハイブリッド対応、ノウハウ継承など多くの課題を抱え、担当者の負担が深刻化しています。これら運営課題へのアプローチとして、外部委託の活用も進んでいます。
言語聴覚系の学会
言語聴覚系学会・士会は、有資格者が少なく役員への負担集中が課題です。また、頻繁な研修会や市民講座の運営、障がい当事者への手話や要約筆記といった情報保障への対応などにより、事務負担が肥大化しがちです。
そのため、日常の会員管理だけでなく、特有のアクセシビリティ対応やオンライン配信の実績が豊富な委託会社を選ぶ必要があります。
臨床検査系学会・技師会
臨床検査系学会や技師会は、日常業務と並行する指定講習会や認定制度の運営など、特有の事務負担を抱えています。こうした課題を解決し、本来の検査業務や学術活動に専念するため、医療分野に精通した外部委託サービスの活用が推奨されます。
薬学系学会・薬剤師会
薬学系学会・薬剤師会では、会員の勤務先が薬局・病院・企業・大学など多岐にわたるほか、認定制度や生涯研修の単位管理、COI対応、学術大会の運営など幅広い業務が発生します。事務局運営や単位管理、学術大会など、外部委託できる業務の範囲と部分委託の活用方法を解説します。
教育学系学会
教育学系学会では、大会開催校の変更に伴う引き継ぎや、学会誌・紀要の査読管理、会員管理、研究倫理への対応などが運営上の負担となることがあります。会員管理や査読管理、学術大会運営など、外部委託できる業務の範囲と部分委託の活用方法を解説します。
栄養士系学会・管理栄養士会
栄養士系学会・管理栄養士会では、会員の勤務先が病院・学校・行政・企業など多岐にわたり、生涯教育・認定制度の単位管理や企業協賛、行政・自治体と連携した事業への対応も必要です。会員管理や単位管理、企業関連業務、学術大会など、外部委託できる業務の範囲を解説します。
自学会の分野に合った委託先を見つけよう
学会の運営委託は、関係者の負担を軽減し、より質の高い学術活動や大会運営を実現するための有効な手段です。自学会の分野や規模に合わせた最適なパートナーを選ぶことで、長期的かつ安定した学会運営が可能になります。
「学タク」では、各専門分野や規模に応じた柔軟なサポートが可能な学会運営代行会社を一覧で比較できます。自学会の課題を解決できる最適な委託先を見つけてください。
学会委託代行会社3選
学術大会の運用から、オンライン・オフラインを組み合わせたハイブリッド開催まで、幅広く対応した3社について学会の規模と目的別に紹介します。(2022年6月調査時点)
限られた予算内で
国内大会を委託したい

- 大会の運営から開催まで小中規模学会に精通した自社スタッフが伴走
- 必要なサービスを予算に合わせて最大限の対応を提案
- 医学、歯学、薬学の学会にて大会の運営事務局の実績あり
- 医学系学会の運営事務局を当日運営(参加者:600名)
- 農学系学会の参加登録・演題登録・印刷物制作(参加者:1,000名)
https://www.kohmura.co.jp/service/association_support
継続的に
拡大していきたい

- 幅広い規模に対応し、学会の成長を支援
- 80年の実績とノウハウを元に提供
- 会員・会計管理等の煩雑な業務も代行可能
- 気化学会(学会約3万3,000人)の大会運営支援(参加者:1,000名以上)
- 日本化学会(学会約2万3,000人)の 大会運営支援(参加者:1,000名以上)
https://www.soubun.com/society/
大規模な国際大会を
開催したい

- 180カ国が参加する国際会議や約2万人が参加する大規模大会の実績を誇る
- ISO20121を取得し学術大会の品質を確保
- 政府系会合や国際学会などもプロデュース
- 日本外科学会の大会運営(参加者:約20,000名)
- 日本乳癌学会学術総会の大会運営
https://www.convention.co.jp/result/
