ここでは、学会で配布する記念品、粗品を作成するポイントと委託代行のサービス内容を解説しています。
学会の準備で課題になりやすいのが記念品、粗品の選定です。さまざまな選択肢があるため、簡単には決定できないケースが多いでしょう。これらの基本的な目的は、学会を印象づけることと学会の印象をよくすることです。以上の目的を踏まえて、記念品、粗品を選定することが大切です。
学会の記念品、粗品には、さまざまな用途があります。具体的には、すべての参加者に配布するもの、登壇者に配布するもの、理事会で配布するものなどが考えられます。記念品、粗品は、用途を踏まえて選定しましょう。
原則として、記念品、粗品にかけられる予算には限りがあります。複数のものを用意する場合は、優先順位をつけて準備することが大切です。また、ロゴマークなどを印刷すると、既製品を使用する場合でも制作に一定の期間がかかります。スケジュールに余裕をもたせておくことも重要です。
記念品、粗品は、実用的なものが喜ばれる傾向があります。具体例として、コングレスバッグ、クリアファイル、USBメモリがあげられます。一方で、大きなものや重いものは、好まれない傾向があります。持ち帰りに手間がかかるためです。受け取る側の立場で選定することが大切です。
学会で配布する記念品や粗品は、委託代行を利用すると手軽に用意できます。これらに活用できる既製品を扱っているためです。品揃えは事業者で異なりますが、筆記用具、バッグ、日用品など、さまざまなアイテムを用意しています。したがって、グッズ選定の手間を省けます。
委託代行は、原則として名入れにも対応しています。ここでいう名入れは、販売している既製品に、学会名や学会ロゴなどを印刷することです。つまり、既製品からオリジナルの記念品、粗品を制作できます。
委託代行の中には、のし箱などを利用できるオプションを用意しているところもあります。梱包にこだわると、記念品や粗品の印象がよくなります。対応の可否は個別の確認が必要です。
記念品や粗品は、学会を印象づける役割を担います。用途、予算、制作期間などを踏まえて準備することが大切です。また、よい印象を残すため、もらって嬉しいものを選択することも欠かせません。委託代行を利用すると、手間を省きつつ、学会のロゴなどをプリントしたオリジナルの記念品、粗品を制作できます。学会の準備を進めている方は、利用を検討してみてはいかがでしょうか。
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