ここでは、学会で展示ブースを設置する際に気をつけたいポイントと展示ブースの設置で委託できる業務の内容を解説しています。
展示ブースを設置するのであれば、できるだけ多くのことを伝えたいと考える方が少なくありません。気持ちは理解できますが、アピールポイントが多いと、何を伝えたいかわからなくなってしまいます。集客できない恐れがあるため注意が必要です。学会で展示ブースを設置する際は、アピールするものを絞り込みましょう。わかりやすさが増すため、集客しやすくなります。
ブースのレイアウトは、目的をもとに検討します。商品などを展示したい場合は展示スペース、商談をしたい場合は商談スペースが必要です。目的とブースのレイアウトがずれていると、狙った結果を得にくくなってしまいます。
ブースのデザインも集客に影響を与えます。ポイントは、学会を表現するデザイン、ターゲットを意識したデザインにすることです。見栄えのよいデザインであっても、これらのポイントを押さえていないと、効率よく集客できません。たとえば、トレンドに敏感な10代女性が好むデザインを採用すると、ファッション関係のブースと誤解されたり、中高年層が近寄りにくくなったりする恐れがあります。ブースのデザインを計画的に決定することも大切です。
ブース内に会議テーブルをそのまま設置すると、殺風景な印象になってしまいます。事務所と変わらない空間になるためです。学会ロゴなどをプリントしたテーブルクロスを使用すると印象は大きく変わります。テーブルクロスは学会委託で作成できます。
パネルやバナーなどの作成も委託できます。パネルはブースの外壁などに使用する資材、ロールアップバナーは巻き取り式の看板です。これらに学会ロゴなどをプリントすると、統一感のある空間を演出できます。また、QRコードを印刷して、学会のWebサイトへ誘導することも可能です。
チラシやカタログなどの作成も委託できます。事業者によってはデジタル版にも対応しています。デジタル版の魅力は、印刷コストがかからないことと持ち帰りに手間がかからないことです。
学会で展示ブースを設置する場合は、アピールする内容を絞り込むことが大切です。レイアウトやデザインは、目的やターゲットなどを踏まえて検討しましょう。ノウハウ場不足している場合は、外部の事業者へ委託すると質の高いブースを設置しやすくなります。必要に応じて、学会委託を検討してみてはいかがでしょうか。
学術大会の運用から、オンライン・オフラインを組み合わせたハイブリッド開催まで、幅広く対応した3社について学会の規模と目的別に紹介します。(2022年6月調査時点)