企画構成からデザインまで、委託代行会社に依頼する学会ポスターの作成について、ご紹介しています。
学会ポスターのサイズには、1189mm×840mm（A0）1800mm×900mm（3×6）のほかに1200mm×2400mmなど、海外の場合は横長形の場合もあります。最近では大判の1枚刷りポスターが大半を占めているようですが、以前は会場に設置された掲示用ボードにA3サイズ程度のものを何枚か並べて貼ることが多く、現在でも見かけることがあります。
学会ポスターのレイアウトには、スライド配列型フリーレイアウト型があります。スライド配列型は、パワーポイントを使ったプレゼンで使用するスライドのように、発表する内容を何枚かに分けて作ります。フリーレイアウト型は、写真や表、図などを自由な配置にして作ります。そのため、工夫しだいで見栄えのするものを作ることができますが、センスが問われるだけに難易度もあがります。
学会ポスターで使用する大きなサイズの文字で文章量が少ないものは、ゴシック体、英文フォントはサンセリフ体が視認性に優れているので無難かと思われます。また、ゴシック体とサンセリフ体には多くの種類がありますが、日本語ゴシック体ならメイリオ、英文サンセリフ体ならArialあたりがオススメです。
ほとんどの場合、パソコンで原稿を作成していると思いますので実際の印刷がどうなるかは気になるところです。誤字や脱字はもちろんのこと画像の粗さや文字の大きさなど、入稿前に確認するにはポスターの仕上がりサイズの大きさまで拡大し確認するくらいが、自分で出来る確認です。客観的に見ることができる人にお願いして確認してもらいましょう。
学会ポスターの作成を委託代行会社に依頼するメリットはいくつかあるのですが、自力で作るよりも出来が良い、センスが良い、といった感想を持つ方が多いようです。その理由としては、伝えたい内容が的確に具現化する、熟練した校正者の厳しいチェックがあるので誤字脱字が無い、といったことのようです。
一生懸命手間ひまをかけたポスターでも、デザインや訴求効果がイマイチでは逆効果です。学会ポスターくらいなら自力で作れると思っても、自己満足だけのデザインになるという危険があります。また、学会ポスターの作成で悩んでいる方は、外注で客観的な視点からアイデアを取り入れてみるというのも、新しいひとつの手段になるのではないでしょうか。
学会のポスターは、学会ごとに指定されるパネルのサイズに沿う必要があります。
その中でも、学会ポスターはA0サイズ（841×1,189mm）がよく用いられます。一般的な掲示パネルいっぱいに収まる「サブロク板（3×6板）」と呼ばれる用紙サイズもあります。サブロク板は「3尺（910mm）×6尺（1,820mm）」を由来とした名称で、学会のポスターで採用されることが多いのは「900㎜×1800㎜」のサイズ。目的に合ったサイズを選ぶようにしましょう。
学術大会の運用から、オンライン・オフラインを組み合わせたハイブリッド開催まで、幅広く対応した3社について学会の規模と目的別に紹介します。（2022年6月調査時点）
