ここでは、学会でケータリングを準備する際に意識したいポイントとケータリングのサービス内容を解説しています。
ケータリングは、指定の場所に料理や飲み物を届けるサービスです。単に届けるだけではなく、会場のセッティング、料理の提供、後片づけなども行ってくれます。さまざまなサービスを提供してくれるほか、学会の成否に影響を与えるため実績豊富な事業者を選ぶことが重要です。
学会にはさまざまな方々が参加します。各参加者の食事の好みやアレルギー、制限している食材は異なります。たとえば、アレルギーで特定の食材を食べられない、菜食主義で動物性の食品を食べないなどが考えられます。個別のニーズに対応できる事業者を選ぶことで、多くの参加者に学会を楽しんでもらえます。
ケータリングには、料理や飲み物を届けるだけのサービスもあります。料理の取り分け、料理の補充、空いたグラスの片づけなどを、主催者が行わなければならないため負担がかかります。セッティングから片づけまで依頼する場合と比べて、おもてなしの質は低くなりがちです。もちろん、主催者の心温まるおもてなしが学会を成功に導くこともありますが、事業者が行っているサポートの範囲を確認しておくことも大切です。
学会の規模や期間に応じた料理の提供を受けられます。たとえば、数時間程度の学会ではフィンガーフード、数日間の学会ではビュッフェなどが考えられます。和食、中華、フレンチ、イタリアンなど、事業者により得意な料理は異なります。休憩時間のドリンク提供やスタッフ向けに弁当を提供するサービスなどもあります。
メニュー提案、テーブルセッティング、料理の盛り付け、グラスやカラトリーの準備、料理やドリンクのサーブ、お皿やグラスの片付け、ゴミの回収、会場の撤収などを行ってくれます。
ケータリングに関連するサービスも提供しています。たとえば、会場、司会、各種機材の手配、フラワーアレンジメントなどがあげられます。
ケータリングの主な役割は、参加者間のコミュニケーションを促して、学会を成功へ導くことです。提供される料理やサポート範囲を確認しながら準備を進めることが大切です。準備に多くの時間を割けない場合は、委託代行を活用するとよいでしょう。ケータリングを含めたトータルのサポートを期待できます。
学術大会の運用から、オンライン・オフラインを組み合わせたハイブリッド開催まで、幅広く対応した3社について学会の規模と目的別に紹介します。(2022年6月調査時点)