ここでは、学会で使用する名札、参加証を作成する際に、押さえておきたいポイントを解説しています。
学会で使用する名札や参加証は、目的を考えてから作成しましょう。基本的な機能に、プラスαの機能を加えられるためです。ここでいう基本的な機能は、学会の参加資格を示すことを指します。プラスαの機能として、個人名を覚えやすくする、一体感を演出する、学会への参加意欲を高めるなどが考えられます。
たとえば、文字のサイズを大きくしたり読みやすいフォントを使用したりすると、個人名を覚えやすくなります。ひと目で名前を認識できるためです。ただし、読み手側への配慮が欠かせません。読み方が難しい漢字はフリガナを必要とするでしょう。
名札や参加証にこだわって、一体感を演出することもできます。たとえば、すべての名札、参加証に学会のロゴマークを載せると帰属意識が生じやすくなるはずです。記念に保管する方が現れることも考えられます。
学会が設定している認定グレードを表示して、学会への参加意欲を高めることも可能です。名札や参加証が努力の証になるため、参加者のモチベーションを高められる可能性があります。
ただし、デザインなどにこだわりたい場合は、原則として一定のスキルが求められます。ロゴマークの大きさ、文字と余白のバランスなどを調整する必要があるためです。また、印刷会社を利用すると、指定のソフトウェアを使用するなど、入稿時の条件を満たすことも求められます。自信がない場合は、委託代行を活用するとよいかもしれません。
委託代行は、名札、参加証の印刷、配送に対応しています。完成したものを、参加者へ配送してくれるところもあります。事務作業の負担を軽減できるでしょう。
委託代行の中には、デザインデータの制作を任せられるところもあります。要望に沿ってデザインデータを作成してくれるため、一定のスキルや専門的な知識がなくても、希望に近い名札、参加証を作れます。
名札、参加証や学界に関連するその他のサービスを提供しているところもあります。具体的な内容はケースで異なりますが、ネームホルダーの販売、封筒や資料の制作などが考えられます。
学会の名札や参加証には、さまざまな機能を付与できます。ただし、機能の付与には一定のスキルが必要です。委託代行を活用すると、スキルがなくても希望に近い名札、参加証を制作できます。名札にこだわりたい場合は、委託代行の活用を検討してみてはいかがでしょうか。
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