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オンライン学会の運営委託

オンライン学会の運営を外部に委託することで得られるメリットや成功事例を紹介。参加者管理やコンテンツ配信、技術サポートなど、専門業者による運営効率化のポイントを解説します。

オンライン学会運営を委託するメリット

近年、オンライン形式での学会開催が急速に普及しており、その運営を外部に委託するケースも増えています。オンライン学会の運営は、技術的なサポートや参加者の管理など、従来の会場型学会とは異なる要素が多く含まれます。そのため、専門の業者に委託することで、運営の効率化や参加者の体験向上を図ることが可能です。

委託の主なメリットとして、以下が挙げられます。

運営の効率化

専門業者に委託することで、運営スタッフの負担が軽減され、学会内容の企画や調整に集中できるようになります。

技術サポートの安心感

オンライン学会は技術トラブルが避けられない場合もありますが、専門業者のサポートを受けることで、迅速な対応が可能になります。

参加者の利便性向上

参加者の管理やサポートを一元的に行うことで、スムーズな参加とコンテンツ視聴が可能になります。

コスト削減

会場手配や物理的な設備が不要な分、コスト削減が期待できるだけでなく、委託により運営の手間も省けます。

オンライン学会の運営委託で対応できる業務

オンライン学会を委託する際、具体的にどのような業務を外部業者に依頼できるのかを理解することは重要です。以下に、オンライン学会運営の委託で対応できる主な業務を紹介します。

参加者管理

委託業者は、学会参加者の登録、出席確認、アンケート管理などを一括して行います。これにより、運営側は参加者の情報を効率的に管理でき、学会当日の対応もスムーズに進みます。

コンテンツ配信

オンライン学会では、ライブ配信やオンデマンド配信が主流です。これらの技術的な設定や、録画した講演を後日提供するためのシステム構築を委託することで、トラブルなく学会を進行させることができます。

技術サポート

オンラインプラットフォームのセットアップから、リアルタイムでのトラブルシューティングまで、技術的なサポートを提供します。特に大規模な国際学会などでは、複数の言語対応や時差を考慮したサポートが必要な場合があります。

プロモーション支援

委託業者は学会の告知や、参加者への招待、リマインドメールの送信など、プロモーション活動もサポートします。これにより、参加者への連絡漏れや不備が防げます。

決済処理

学会参加費の徴収や、その他の関連経費の管理も、委託業者に依頼することが可能です。特に、オンライン決済システムの導入は、運営側にとって利便性の高いサービスと言えます。

オンライン学会でよく使われるプラットフォームとシステム

オンライン学会の運営には、安定したプラットフォームとシステムが欠かせません。ここで紹介するのは、よく利用される代表的なプラットフォームと、その特徴です。

Zoom

広く利用されているオンライン会議プラットフォームです。大規模な学会でも、ブレイクアウトルームを活用したセッションの分割や、チャット機能を使った質疑応答が可能です。

Microsoft Teams

主にビジネス向けですが、学会運営にも対応可能です。ファイル共有や会議記録機能が充実しており、チームでの運営に適しています。

Webex

セキュリティが高く、国際的な学会や公的なイベントにもよく利用されます。大規模な学会でも安定した配信が可能です。

学会専用管理システム

学会運営に特化したシステムもあります。参加者管理や決済機能、コンテンツ配信の全てを一元化できるため、大規模な学会運営では特に有効です。

オンライン学会の成功事例

実際に外部委託を利用してオンライン学会を成功させた事例をいくつか紹介します。

スムーズなトラブル対応

ある国際学会では、外部委託によりリアルタイムのトラブルが回避され、講演者や参加者から高い評価を受けました。特に、技術トラブルが起きた際に迅速な対応ができたことが成功の要因でした。

参加者体験の向上

別の学会では、参加者に対して専用のポータルを提供し、講演資料の事前配布やスムーズな質問対応が行われました。このような取り組みにより、参加者の満足度が向上しました。

運営負担の軽減

学会事務局が運営全体を管理するのではなく、外部に技術サポートを委託したことで、学術内容に集中できたという成功例も多く見られます。

委託を考える際の注意点とチェックリスト

オンライン学会の委託を検討する際には、いくつかのポイントを事前に確認することが重要です。

委託業者の実績

過去にオンライン学会の運営実績があるかを確認し、必要に応じて他のクライアントからのフィードバックを得ましょう。

サポート体制

技術サポートがリアルタイムで提供されるか、どの程度の対応が可能かを確認してください。

費用対効果

委託費用と提供されるサービスがバランスしているかを検討することも重要です。

コミュニケーション

事前の打ち合わせや運営中の連携がスムーズに行えるかを確認し、学会の特性に合った業者を選びましょう。

オンライン学会運営の今後のトレンドと委託の必要性

オンライン学会は今後、ますます普及していくと予想されます。特に、ハイブリッド形式の学会が増えることで、オンライン参加者と会場参加者の両方に対応するための技術的なサポートがより重要になります。また、国際的な参加者が増えることで、複雑なタイムゾーンや言語対応の必要性も高まります。このような状況下で、外部業者への委託が一層求められることは間違いありません。

規模と目的別に選ぶ
学会委託代行会社3選
 

学術大会の運用から、オンライン・オフラインを組み合わせたハイブリッド開催まで、幅広く対応した3社について学会の規模と目的別に紹介します。(2022年6月調査時点)

[小中規模向け]~2000名
限られた予算内で
委託したい
コームラ
コームラ
引用元:コームラ公式HP(https://k-gakkai.com/)
特 徴
  • 大会の運営から開催まで小中規模学会に精通した自社スタッフが伴走
  • 必要なサービスを予算に合わせて最大限の対応を提案
  • 医学、歯学、薬学の学会にて大会の運営事務局の実績あり
  •    
[中大規模向け]~10000名
継続的に
拡大していきたい
創文
創 文
引用元:創文公式HP(https://www.soubun.com/)
特 徴
  • 法人化サポートも対応可能で学会の拡大を支援
  • 80年の実績とノウハウを元に提供
  • 会員・会計管理等の煩雑な業務も代行可能
[大規模向け]10000名以上
大規模な国際大会を
開催したい
JCS
JCS
引用元:JCS公式HP(https://www.convention.co.jp/)
特 徴
  • 180カ国が参加する国際会議や約2万人が参加する大規模大会の実績を誇る
  • ISO20121を取得し学術大会の品質を確保
  • 政府系会合や国際学会などもプロデュース