ここでは、学会で通訳、翻訳の手配が必要になる理由を解説するとともに手配を委託した際に利用できるサービスを紹介しています。
学会に参加するすべての方が、日本語を話せるとは限りません。英語、中国語、スペイン語などの外国語だけを話す方が参加することも考えられます。通訳や翻訳を手配していないと、これらの方は発表内容などを十分に理解できません。したがって、通訳や翻訳を手配しておく必要があるのです。
学会は、研究内容を発表する場であると同時に、参加者同士が討議を重ねる場でもあります。言語の障壁があると、疑問に感じていることを質問できなかったり、疑問に対して適切に回答できなかったりします。さまざまな言語を話す参加者が、議論を深めるため通訳や翻訳を手配しておく必要があります。
学会での通訳、翻訳は、高度な専門性を求められます。専門用語が飛び交ううえ、即時性を求められるためです。したがって、単に外国語を話せるだけでは対応できないケースが少なくありません。このことは、学会や会議を専門とする通訳者がいることから理解できます。高度な専門性が欠かせないため、通訳や翻訳を手配しておく必要があるのです。
学会の内容をもとに、通訳者、翻訳者を手配してくれます。専門分野、対応言語などに配慮して人材を手配してくれる点がポイントです。ただし、対応できる分野、言語は委託先で異なります。医療・医薬を得意としているところもあれば、環境・資源エネルギーを得意としているところもあるため、詳細を確認してから依頼することが大切です。
学会の内容に応じた通訳形態を選択できます。通訳形態は、発言をまとまりごとに訳す逐次通訳、話しをほぼ同時に訳す同時通訳などにわかれます。逐次通訳は正確に訳せる一方で、発言者が通訳を待たなければなりません(まとまりごとに話す必要があります)。したがって、話す時間が長くなります。同時通訳は話す時間を短くできますが、原則として専用の機材を必要とします。メリット、デメリットを踏まえて選択することが大切です。
同時通訳を選択する場合は、機材の手配も行ってくれます。主な機材は、通訳ブース、ヘッドフォン、マイクロフォンなどです。手間をかけずに同時通訳を行えます。
さまざまな言語を話す方が参加する学会では、通訳や翻訳の手配を求められます。参加者が討議を重ねる必要があり、通訳や翻訳に高度な専門性を求められるためです。通訳や翻訳の手配は学会委託で行えます。手間を省きたい方は、学会委託の利用を検討してみてはいかがでしょうか。
学術大会の運用から、オンライン・オフラインを組み合わせたハイブリッド開催まで、幅広く対応した3社について学会の規模と目的別に紹介します。(2022年6月調査時点)